■熊本県会員の近況--------------------------------------------------------------------------------------

  • 東 克章先生(熊本市 KDM)
    ◯ ご自身、ご家族、スタッフ等、怪我や病気をされた方はおられませんでしょうか。
    →怪我や病気をした者はおりませんでした。
    ◯ 自宅、診療室の建物や機器の被害はありましたでしょうか。
    →自宅(4&5F)と診療室(2F)が同じビル内にあり、自宅の方が診療室より被害が大きいようです。水ポンプや水道管の破損、内壁や外壁に限らず天井や屋上のヒビ割れ、本棚や収納棚・サイドボード・テレビやピアノの転倒等ありました。
    ◯ その他の物的被害はいかがでしょうか。
    →エアコンや陶器、グラス、置き物の破損がありました。
    ◯ 地震発生から現在までの診療状況はいかがだったでしょうか。
    →幸運にも診療室の被害はほとんどありませんでしたが、水とガスが10日間ほど使えませんでしたので診療できませんでした。
    ◯ 被災者の方、熊本県民のために私たちにできることがありましたらお教え下さい。
    →地震から初動の3日間は行政ではなく、学校区の方々が一件一件まわりながら手弁当で人々の食事や毛布等を配布しておられました。一番末端の人々に対して生命線としての面倒を見てくださっていたのは感動しました。
    ◯ その他、臨床歯科を語る会会員へのメッセージ等あればお願いいたします。
    → 1.日頃から防災についての知識や意識を高めておくこと
      2.近所や親戚、友人との付き合いを大切にしておくこと
      (今回痛感しました。助けてくれるのは行政や国ではなく、人です。)

  • 栃原秀紀先生(熊本市 KDM)
     この度は、先生はじめたくさんの臨床歯科を語る会の先生方にご迷惑とご心配をお掛けし誠に申し訳なく思っております。
     また火曜会をはじめ多くの先生方から励ましのお言葉やお見舞いお心遣いを賜りまして、改めて御礼申し上げます。
     地震直後にメールをいただいていながら返信もせず失礼いたしました。というのも、私のところは比較的被害が少なかった方で、私のところよりも被害の大きかった先生方が多くいらっしゃる中、状況をお伝えすることも憚られ、躊躇しておりました。
     幸いに私自信も家族、縁戚にも怪我や病気などもなく、被災直後や余震が大きいときなどは家内が多少精神的に参ってはおりましたが、最近では余震に慣れて?きたのか以前の状態に戻りつつあります。
     まだ正式に建築士から検証は受けておりませんが、現時点で外見上わかるところとしては、診療室のある建物の方は、1階エントランス、エレベーターホールのタイルの脱落破損亀裂、階段踊り場の壁の亀裂、4階外壁の破損脱落、5階診療室エントランスのタイルの脱落破損、外壁、屋上のクラック等が原因とみられる待合室・診療室天窓周辺の雨漏りなどです。幸い自宅の建物の方は特に被害はありませんでした。
     内部の方は、どこでも同じだとは思いますが、ほとんどのものが倒れてしまい、1回目でも足の踏み場がないくらいでした。直後に一度スタッフ全員でほぼ元どおりに戻したのですが、その日未明の本震で1回目よりひどい状態になっておりました。スタディーモデルや症例の記録として残しておいた模型、ゴシックアーチなど各種の記録は全滅です。棚の引き出しに入れておいた現在進行形の技工物の一部が辛うじて難を逃れましたが、8割は廃棄しました。咬合器も2台を除いてすべて転落し、変形破損などで使用不可能なものも多数あります。院長室の書棚も全て横だおしとなり書籍は全部投げ出されておりました。オートクレーブ、超音波スケーラー、レセコンは床に倒れていましたが、欠損したり破損した部品の交換等でなんとか使用できる見込みです。メインで使用していましたiMacは2度転倒し、液晶は派手にひび割れましたが、AppleCareで無償で交換していただけるようです。しかし2つの外付けのハードディスクが破損し、修理に出しましたが再生不能でした。なんとか使えそうな部分だけ取り出してコピーしてもらいましたが、バックアップデータやアナログからデジタル化したものの大半は残念ながら諦めるしかありませんでした。
     当院は断水が長い間続き、結局9日間休診しました。26日から診療を開始しましたが、当日は2?3名、徐々に増えてはいるものの現在でも以前の半分程度の来院数です。震災前の状態に戻るまでにはまだまだ時間を要しそうです。
     以上、長くなりましたが近況をご報告させていただきました。
     7月には先生方とお会いできることを楽しみに前向きに頑張っていこうと思っています。
     今後ともご迷惑おかけすることも多々あるかと存じますが何卒よろしくお願いいたします。

  • 牛島 隆先生(熊本市)
     発災直後より、熊本県の災害歯科コーディネーターとして、厚労省、熊本県、市区町村役場と日歯、九州各県連合歯科医師会との連絡調整や、熊本県内や県外から派遣されてくる歯科医療関係者を被災地の避難所へ派遣する役割をしておりまして、あまりにも余裕のない日々を過ごしておりましたが、避難所も統廃合が行われ、避難者数も減り、活動も少し落ち着いてきました。
     しかしながら現在でも21市区町村に159カ所の避難所があり、7000名以上の避難者がいらっしゃいます。仮設住宅の建設もはじまっておりますが、今後長期にわたる支援活動が必要になりそうです。

    ご質問の件ですが、
    ◯ ご自身、ご家族、スタッフ等、怪我や病気をされた方はおられませんでしょうか。
     幸い誰も怪我病気はおりませんでした。
    ◯ 自宅、診療室の建物や機器の被害はありましたでしょうか。
     診療室そのものは一部損壊はしましたが、建物自体は大丈夫でした。
     パノラマレントゲンやパソコン数点は破損し、使用できなくなりました。
     自宅は診療室の近くにありますが、危険度判定で赤となり、余震が怖かったので、市内の母の家に家族で避難しております。
     罹災証明の関係もあって、まだ家には帰っておりませんが、そろそろ家族も疲弊してきたので、診療室の近くのマンションを借りることにしました。
     今後どのようにするかはまだ未定です。
    ◯ 地震発生から現在までの診療状況はいかがだったでしょうか。
     診療再開は発災後1週間程度でできましたが、災害支援活動が忙しく、5月連休明けまではほとんど診療はしておりませんでした。その後しばらくは診療しては、避難所、歯科医師会館、県庁役場などへ行き、また診療しに帰るという状況でしたが、6月になってようやく通常診療にもどりました。
    ◯ 被災者の方、熊本県民のために私たちにできることがありましたらお教え下さい。
    ◯ その他、臨床歯科を語る会会員へのメッセージ等あればお願いいたします。
     熊本県歯科医師会の災害担当をしておりましたが、こちらから応援に行く対策ばかり立てて、まさか自分たちが被災するなど夢にも思いませんでした。
     いざとなると、平時に準備していたこと以上のことはなかなかできず、もっときちんと準備しておくべきだったと反省するも遅く、精神的に参るぐらいに大変苦労いたしましたが、全国からのご支援をいただき、少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。
     これまでの阪神、新潟中越、東北と経験されてきたことも、熊本では随分生かされてきていることを実感しました。
     災害時における歯科的支援は大変重要です。今後またいつどこで何がおきるかわかりませんので、家族、スタッフ、患者さんなどを守る対策も含め、準備は日頃より講じておくべきだと改めて思いました。

  • 井口佳大先生(熊本市)
     今回の震災に関して、みなさまから、ご心配いただき、またさまざまな方面から支援をいただき誠に感謝しております。
     遅くなりましたが、被害状況についてお答えさせていただきます。
     私自身は、開業して1年に満たない時点での被災となってしまいました。
     自分を含めスタッフに怪我はなく、幸い病気になったスタッフはいませんでした。
    震災直後は、みんな車中泊を余儀なくされたり、一時的に県外に避難したりすることでそれぞれで対策を行っておりました。
     そのような状況にあったため、スタッフのご家族では持病の悪化や、精神的に疲労がたまってしまい入院された方もいました。
     診療室は新築の建物だったこともあり、大きな被害はなく、外壁のずれや内装のひび割れ程度でした。機器の被害もなかったことは幸いでした。
     ただ、2週間程度は断水が続き通常の診療は行えず、患者さんも歯科受診どころではない方ばかりでした。
     5月に入ってからは、家族のスタッフも回復され、クリニックもある程度通常の診療を行えるようになっておりました。受診される患者さんは徐々に増えていき6月になるまでには震災前の7?8割には回復しております。震災から熊本県を離れる方もいるため寂しくもありますが、ほとんどの方は熊本でがんばろうとされています。
     個人的には開業1年目で、なかなか経験できないことを経験させてもらい、開業するって色々あるなと考えさせられました。
     この経験をまた糧にしてこれからまた頑張りたいと思います。
     今年の臨床歯科を語る会にも参加させていただきますので、宜しくお願い致します。

  • 片山建一先生(阿蘇郡高森町 KDM)
    私の住む南阿蘇は、地域により被害が深刻ですが、幸い私の実家や病院はそれ程被害はありません。
    約5日ぶりに今PCを開いておりますが、昨日から数時間だけ電気が通る状態で、インターネットや携帯がつながります。
    今日は充電されたポータブルエンジンで可能な範囲で義歯調整等を行いました。しかし、電気・水がないと何もできません・・・
    まだまだ余震が続き、正直気が休まる時がありませんが、診療再開に向けしっかり準備を進めたいと思います。(4月19日)

    先日メールをさせて頂いた日以降の状況です。 現在、水・電気が復旧し、診療を再開することができました。(南阿蘇は発電機が所々に設置され、その電気でまかなっているとのこと。いつ停電するか分からない状態。)
    今日あたりから、予約の7,8割の患者さんが来院されるようになりました。
    患者さん、スタッフ間でも被害の程度に差があり、とても複雑な心境になります。
    一番の問題は、当院スタッフが南阿蘇の被害が大きい地区に住んでいる方が多く、電気が復旧していないところ、家の被害があり、未だ車中泊や避難所生活の方もいます。また、保育園、幼稚園、小中学校が休校のため、子どもを預ける場所がありません。
    先週より、スタッフは子ども連れで勤務してもらい、スタッフルーム・待合室を解放し、子ども同士で楽しく待機してもらうようにしました。
    子どもの声でとても賑やかになり、僕だけでなく、患者さんも少し癒やされたのではないかと思います。
    まずは自分が今できることを精一杯やっていこうと思います。
    皆様からはたくさんの応援メッセージや援助を頂きました。
    それにお答えできるようがんばっていきますので、その姿を見届けて頂ければと思います。(4月25日)

  • 永田省藏先生(熊本市 KDM)
     この度の震災に置きましては、いろいろ心配をしていただきまして本当にありがとうございます。
     今回の熊本の地震なんか誰も予想しなかったことですし、?ほんとうにショッキングでした。先週木曜日の一発目も大きかったですが、翌日は精力的に後片付けをやってほっとしたところでした。地震経験なしの我々は、この先は大丈夫だと思っていた翌日に本震の第2発目が来まして、それが本当にひどくて…。下からのドスンという突き上げに、飛び起き、立てなくてやっと外に出ました。この本震が自宅、診療室にとても近かったようです。
     歯医者仲間もまだ自宅に帰れず避難所暮らしの方もいますが、私のところは先週火曜日から電気に加え、水がやっと出始めて、ほんとうにありがたいです。都市ガスが復旧が遅れているようですが、電気、水が大丈夫なのでもう落ち着いて来ています。
     診療室、自宅共に建物はおかげさまで全く言っていいほど被害は少ないですが、棚の中のものは散乱し放題でしたが、診療室は大方片付き、一昨日から数少ない患者を診ています。自宅はまだまだで、食器やディスプレイの数々、残り少なくなるほどやられてしまいました。KDMの会員には自宅の損傷が大きいらしく、診療室で寝泊まりしている会員もありますが、本人や家族にけが人などはいないもようです。しかし、うちのスタッフには被災し、家屋が使えるようになるか解らないと言うことで、ずっと診療室に来れるような状態ではない人もいます。
     でも、コンビニも食料など揃って来ていて、大手のマーケットも開いて来ているようで、ここ数日になってかなり物品が充実し始めました。物資はもう大丈夫です。一昨日には久しぶりに家内と買い出しと現地調査で市内中心部に出掛けました。
     益城、西原、南阿蘇、などでは特別に被害が大きいですが、熊本でも北の福岡よりの場所や天草や人吉あたりでは、そちらの方々に言わせると申し訳ないくらい被害がなく、県内でも場所によって明暗を分けています。やはり断層に沿った周辺がひどくて、熊本市の中心部も1週間以上たった昨日も、デパートやほとんどの商店が閉まっていて、暗い街に変わってしまっていました。
     家内はA型の神経質な方で、恐怖であまり寝れなくて少々弱り気味です。わたしは震災がおきてから、余震でも起きないですむようによく飲むようになり、逃げ遅れると家内に注意される有様ですが、最悪の時にはこの家と心中します(笑)。でも、元気でやっています。
     臨床歯科の先生方にはたくさんのお見舞いのメールや電話をいただきたいへん感謝していることをお伝えいただければ幸いです。

  • 栗原健一先生(熊本市 KDM)
     私、家族、スタッフ全員無傷で無事です。
     診療所、自宅も多少の破損などはありますが、そのまま使用できます。
     診療は4月20日から緊急対応(義歯調整、投薬、紹介)を行い、断水が解消しましたので昨日(4月26日)から通常通り診療しています。
     地域によって被害が甚大なところもあるようです。私のところは診療、生活に支障がでる事は全くありません。御心配して頂き恐縮しています。
     好きな歯科の仕事なのですが、まだやる気が起きずただ患者さんに対応している状態です。
     取り急ぎ、御報告のみさせて頂きます。
     御心配頂きまして有り難うございました。

  • 山口英司先生(熊本市 KDM)
     地震発生後から語る会の多くの先生方より励ましのメールがございました。ご心配をお掛けしましたが、何とか通常診療ができる状態になりました。
     入力している今も揺れましたが、余震が起こるたびに血圧が上がっているような気がします。早く安心して眠ることができればと思っております。
     簡単ではございますが現在の状況を挙げさせていただきました。

    ◯ ご自身、ご家族、スタッフ等、怪我や病気をされた方はおられませんでしょうか。
     怪我や病気は大丈夫ですが、益城のスタッフの家が半壊状態らしいです。
     まだ半分くらいのスタッフが車で寝ているみたいです。

    ◯ 自宅、診療室の建物や機器の被害はありましたでしょうか。
     自宅はすごく散らかったぐらいで問題ありません。
     診療室は塀が傾いているのと壁に少ひび割れが認められますが大丈夫です。
     滅菌機が床に落ちて壊れたぐらいです。

    ◯ その他の物的被害はいかがでしょうか。
     それ以外は特にありません。

    ◯ 現在の診療状況はいかがでしょうか。
     水の復旧が遅かったんですが、22日の金曜日から通常診療しております。
     当院は益城の患者も多く、患者さんの家の方が大変そうです。
     まだまだキャンセルが多い状態です。

    ◯ ご自身のことで私たちに希望されることがありましたら遠慮なくお教え下さい。
     特にありません。

    ◯ 被災者の方、熊本県民のために私たちにできることがありましたらお教え下さい。
     物資的にはもう十分だと思います。お店も開いているところが増えました。
     益城などひどい地域は大変だと思いますが、あとは行政が仮設住宅など手際よくやってくれるのを祈るだけです。

    ◯ その他、臨床歯科を語る会会員へのメッセージ等あればお願いいたします。
     地震後、多くの先生方より励ましのメールをいただき、ただただ感謝しております。
     同じところで一緒に勉強した仲間というのはいいですね。とても頼りになり、安心感があります。
     私の方は大丈夫ですので、もし大変な先生がいらっしゃいましたら、応援していただければと思います。
     ありがとうございました。

  • 境 大助先生(熊本市 KDM)
     私の現況をご報告させて頂きます。

    ◯ ご自身、ご家族、スタッフ等、怪我や病気をされた方はおられませんでしょうか
     おかげ様で、皆無事でございます。

    ◯ 自宅、診療室の建物や機器の被害はありましたでしょうか。

     デンタルの照射器、デックス、口腔外バキューム等が破損しましたが、おそらくすべて修理で対応できるとのことです。
     医院の壁に数カ所ひびが入りましたが、当面問題ありません。
     自宅は棚が倒れたり、私の趣味のガラクタが散乱したりしましたが、これ幸いといろいろと家内に捨てられております。

    ◯ その他の物的被害はいかがでしょうか。
     特に大きな被害はございません。

    ◯ 現在の診療状況はいかがでしょうか。
     医院は断水、停電ともに2日程で回復しましたので、幸運にも診療は早く再開できました。現在は通常の半分程度の来患ですが、これは元に戻るのを待つしかないと思っております。診療が出来るだけで、有り難く思います。

    ◯ ご自身のことで私たちに希望されることがありましたら遠慮なくお教え下さい。
     語る会の先生方からたくさんの御心配、励ましのメッセージを頂き、本当に有り難かったです。これ以上はなにも希望致しません。

    ◯ 被災者の方、熊本県民のために私たちにできることがありましたらお教え下さい。
     被害の大きかった地区(益城、南阿蘇)では、やはり避難されている方の口腔ケアが問題になっています。 しかし、地元歯科医師会の運動で物品は充実してきておりますし、ボランティアの歯科医師は県内、また近隣の県の先生方がいらっしゃいますので、私見ではありますが、臨床歯科を語る会として特別な行動を起こす必要はないのではと思います。
    (昨日は先輩の布巻先生が、お知り合いの福岡の先生方とボランティアでお見えになりました。)

    ◯ その他、臨床歯科を語る会会員へのメッセージ等あればお願いいたします。
     繰り返しになってしまいますが、先生方よりたくさんのメッセージを頂き、本当に感謝しております。この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
     語る会で先生方にお会いできることを楽しみにしております!

  • 南川剛寛先生(熊本市 KDM)
     ご心配、ご配慮に感謝申し上げます。

    ◯ ご自身、ご家族、スタッフ等、怪我や病気をされた方はおられませんでしょうか。
     幸い家族、スタッフとも全員無事です。子供は一時的に福岡に避難させています。

    ◯ 自宅、診療室の建物や機器の被害はありましたでしょうか。
     自宅は外壁や内壁にヒビが入ったりしています。
     専門家に見ていただくまでは安全性が確保できないため、しばらくは余震もあり車中泊をしておりましたが、現在は医院2Fで生活しながら仕事しています。

    ◯ その他の物的被害はいかがでしょうか。
     往診車が隣の瓦とブロックでガラスやドアが壊れました。

    ◯ 現在の診療状況はいかがでしょうか。
     幸い水や電気は止まらなかったので診療は1日休んだだけでできております。

    ◯ ご自身のことで私たちに希望されることがありましたら遠慮なくお教え下さい。
     水、食料などの物資も今は困っておりませんし、私は無事で仕事もできております。
     私より大変な方がたくさんおられると思います。

    ◯ 被災者の方、熊本県民のために私たちにできることがありましたらお教え下さい。
     気持ちを熊本に寄せていただいて、それぞれの復興を長く見守っていただければありがたく思います。

    ◯ その他、臨床歯科を語る会会員へのメッセージ等あればお願いいたします。
     とにかくまさか熊本で地震がというところに2回も想定外の震度7が起きています。日本全国活断層だらけ、どこで起きてもおかしくありません。地震を予知する事はできませんので、日頃の備えや事が起こった時の対処などをされておく事を自分がしていなかったからこそ、強くお伝えしたいと思います。

  • 林 康博先生(菊池市 KDM)
     僕が住む「菊池市」はまったくと言っていいほど問題がありませんが、地域によっては大変悲惨な状態です。
     また、「熊本市」の様に震源地に割と近い地域では、表面上はそう大したことが無いものの、良く調べると「壁にひびが入ったり」してもうその家には住めなくなった方も結構いらっしゃるようです。
     熊本市に住んでおられた「家人の友人親子」や「家人の母親」等、二週間前までは三人暮らしであったものが、今では「九人」と言う大所帯になっています。

    ◯ ご自身、ご家族、スタッフ等、怪我や病気をされた方はおられませんでしょうか。
     ●おりません。

    ◯ 自宅、診療室の建物や機器の被害はありましたでしょうか。
     ●ありません。
    ◯ その他の物的被害はいかがでしょうか。
     ●別にありません。

    ◯ 現在の診療状況はいかがでしょうか。
     ●スタッフの一人が家の被害がひどく、しばらくは欠勤が続くと思います。

  • 城井かおり先生(玉名市 KDM)
     今回は熊本の地震で大変ご心配をおかけしております。
     最初の余震と本震で、今までにない恐怖心と不安が募りました。
     本震の際の津波警報の避難勧告には、東北の震災を重ねてしまうほどの恐怖でした。
     今は余震も続いてますが、私の住んでる玉名地域は比較的、被災が少なく助かりました。診療所も自宅も物が落ちて少し壊れたくらいで、生活には響くほどではありません。なかなか落ち着かない日々ですが、頑張りたいと思います。
     ご心配本当にありがとうざいます。
     臨床歯科を語る会もご無沙汰ばかりで申し訳ありません。
     私にまで、ご連絡していただいて恐縮しております。どうぞ臨床歯科を語る会の先生方に宜しくお伝えくださいませ。

  • 坂口 賢先生(玉名市 KDM)
     自分の病院がある玉名は熊本の中でも北の方に位置しており、震度6を二回記録しました。2回目の地震の時は深夜2時にも関わらず、この田舎で渋滞が起こるなどパニック状態にもなり車中泊も経験しました。
     しかし、その後 幸い大きな被害が出ず 一度停電が数時間起きた位で水、ガス共に止まりませんでした。近くの歯科医院では壁に亀裂が数カ所入ったと伺いましたが、自分の病院は無事でした。
     診療も通常通り続けており、家族、スタッフ共々無事です。
     とはいえ 余震は続いており、玉名でも自主避難のための施設も稼働しております。
     3月に子供が産まれたばかりなので、油断しない様 気をつけている次第です。
     お気遣いに感謝申し上げます。

  • 松田光正先生(本渡市 KDM)
    ◯ ご自身、ご家族、スタッフ等、怪我や病気をされた方はおられませんでしょうか。
      家族、スタッフともに人的被害はございません。
    ◯ 自宅、診療室の建物や機器の被害はありましたでしょうか。
      双方ともに瓦一枚、お皿一枚被害はありませんでした。
    ◯ その他の物的被害はいかがでしょうか。
      全くありませんでした。
    ◯ 現在の診療状況はいかがでしょうか。
      平常通りです。
    ◯ その他、臨床歯科を語る会会員へのメッセージ等あればお願いいたします。
      同じ熊本県に住みながら本当に恐縮するほど天草は被害がありませんでした。一方ではいまだに診療できない会員もいて心苦しく思っています。自分一人でのこのこと熊本市内にお見舞いにいっても何の役にも立たないことや交通渋滞の原因になるだけであることがわかっていますし、現在は熊本市内にいくことをも控えている状態です。臨床歯科を語る会でお知り合いになった皆様からは連日お見舞いや心配の電話やメールを頂戴しました。歯科臨床を通じてのお付き合いであるにも関わらず、家族や友人のように心配して頂きましたことには本当にあらためて心から感謝申し上げます。

  • 小林裕介先生(本渡市 KDM)
     松天草地方は幸い現在のところ大きな被害は出ておりません。
     私のところは診療所の一部の壁に亀裂が入ったりがありましたが器具の被害はありませんでした。
     家族スタッフともに人的被害は一切なく安堵しております。
     ただ、震源が移動したりしましたのでまだ、安心はできない状況です。
     私の周囲も天草は大丈夫とか横に断層があるからまだわからないとか憶測があって小心者の私は少々ビビっております。
     熊本市内は被害も大きく大変だと伺っております。
     そちらがとても気がかりであります。
     この度は、ご連絡いただき誠に有難うございます。

    近況ですが歯科医師会からの口腔衛生ボランティアの呼びかけがあり、本日から参加予定でしたが近隣の県や熊本市内の医院の復旧もあり人数も充足しているためか、天草からは現状ではまだ出なくていいとの事でした。ほとんど被害がない天草なのでここぞと張り切っていたのですが残念です。
     同じ熊本でも被害の差に愕然としながらも何もできない自分を歯がゆく感じております。
     (4月29日)

  • 高木雅子先生(熊本市 KDM)
     当院及び自宅の被害状況です。
    ◯ ご自身、ご家族、スタッフ等、怪我や病気をされた方はおられませんでしょうか。
     特にございません。
    ◯ 自宅、診療室の建物や機器の被害はありましたでしょうか。
     幸い機器関係は、修理で対応できそうな損傷です。診療室の窓が開かなくなったり、建物の壁その他にクラックが認められますが、診療に大きな支障はありません。
     自宅も、外壁、床板等にヒビ、ズレがあります。まだ専門の方の判定待ちですが、自宅で寝泊まりは出来ています。
    ◯ その他の物的被害はいかがでしょうか。
     自家用車のボンネットに瓦が降ってきました(私は家族の車にいたので無事)
    ◯ 現在の診療状況はいかがでしょうか。
     18−20日 片付け
     21−23日 水の使用制限のため、制限付きで診療、スタッフは1人ずつ出勤(避難所と行ったり来たりしている者が多いため)
     25日より ほぼ通常通り診療 患者さんは個人差があれど、車中泊、避難所、マンションで震えながら寝起き、等々胸が痛むことが多いです。
     メインテナンスに来た子が眠っているのを見ると、早く通常の生活に戻してあげたいと思います。
    ◯ ご自身のことで私たちに希望されることがありましたら遠慮なくお教え下さい。
     特にはないです。今のようにお心を寄せていただけるだけで充分です。
    ◯ 被災者の方、熊本県民のために私たちにできることがありましたらお教え下さい。
     今のところは、温かく見守って頂ければと思います。そしてもう少ししたら、是非熊本に遊びに来て頂けたらと思います。熊本の中心部でも、様々な不安と戦いながら、なんとか活気をとりもどそうと皆頑張っていますので。
    ◯ その他、臨床歯科を語る会会員へのメッセージ等あればお願いいたします。
     この度に頂いた、たくさんの先生方の温かいお心使いに、本当に感謝しております。
    それと同時に、今までの各方面で被災された先生方に、充分に尽力できていなかったことを改めて悔いております。これからも語る会でご一緒させて頂くのを楽しみにしておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

  • 「 福泰先生(菊池市 KDM)
     お忙しい中、私達の事を気遣っていただきありがとうございます。テレビの向こうの世界でしかなかった災害が身近に起き、初めての経験で、戸惑っておりますが、徐々に日常生活を取り戻してきております。少し経ってはおりますが、近況をご報告いたします。
     幸い、私を含め、家族、スタッフ等に、怪我や病気をしたものはおりません。ただ、幼い子供にはこたえたようで、暗い所や、トイレなどに一人で行けなくなり、夜も両親揃ってないと寝ない状態です。
     診療室は、ほとんど被害はありませんでした。カメラが落ちてストロボが割れた事ぐらいです。
     自宅は、古い日本家屋なのですが、屋根の瓦が沢山割れてブルーシートを掛けて生活しています。しかし雨漏りするので、梅雨が心配です。早く治してもらいたいのですが、職人さんはそれどころでは無く、またブルーシート掛けも終わっていない所もあるようです。
     その他の物的被害ですが、たまたま、立体駐車場に停めていた車が、出せなくなり、現在も状態がわからないままです。
     幸い菊池市は、ライフラインもすぐに回復し、診療所も被害もほとんど無かった為、ほぼ今までと同じように診療出来ています。
    ◯ 被災者の方、熊本県民のために私たちにできることがありましたらお教え下さい。
     現在、歯科関係の物資、ボランティア等は大丈夫なようです。宜しければ、熊本のお酒など、熊本産の商品を購入していただけると嬉しいです。
     まさか自分の身にこのような天災が降りかかるとは思わず対策も全く出来ておりませんでした。(特に地震保険を診療所にかけておりませんでした。熊本の多くの先生方もかけてなかったようです。)
     いつ何がわかるかわかりません。皆様もご用心下さい。
     皆様からの、心配のメールや励ましのお言葉、誠にありがとうございました。

  • 松原崇士先生(上天草市 KDM)
     報告遅れて申し訳ありませんが、私が住んでいる天草は震源地から離れており、幸いにもほとんど被害は無く、普通に診療できています。
     例会も現段階で休止している状況で、この先またどうなるかわかりませんが、語る会の時には、皆さんに元気な姿をお見せできると思います。

  • 市川康裕先生(菊池郡菊陽町 KDM)
     地震からすでに3週間ほど経過し、まだ余震は続いていますが、日常生活に戻っております。
     幸いなことに僕も含め、家族、スタッフでけが人はいませんでした。
     自宅は先週まで断水が続いてましたが、今は復旧してます。
     診療室も、物は散乱しましたが、大きな被害はありませんでした。
     診療は18日より、出てこれるスタッフと始めました。
     当初は水が濁っていたため、応急処置や義歯調整等のみでしたが、20日から通常通り診療しています。
     お店も現在においては、通常営業しているところも多くなり、特に困ることはありません。
     強いて言えば、今まであまり僕に懐いたことがない娘が、地震の影響で不安のためか、僕から離れません。しばらくは娘にべったりで、飲みに行けない日が続きそうです。
     地震後は、多くの方に支援や励ましのお言葉をいただき、大変感謝しております。
     今後はそれに応えるべく励んでいきたいと思います。
     今後ともよろしくお願いいたします。