「非歯原性歯痛の診療ガイドラインについて」和嶋浩一先生
担当:千葉
日本口腔顔面痛学会は一昨年、非歯原性歯痛の診療ガイドラインを作成し、広く啓蒙に努められています。日本歯科医師会雑誌の昨年11月号の論文、あるいは今年から始まった歯界展望の連載ですでにご存知の方も多いことと思います。今回は学会事務局長をされている慶應大学医学部歯科口腔外科教室の和嶋浩一先生よりお声をかけていただき、本会でそのガイドラインについて紹介いただくことになりました。症例報告だけでなく筋・筋膜疼痛の圧痛診査、神経障害性疼痛のallodyniaの診査の実習も行っていただくことになりましたので、的確な診断のために重要な診査をマスターするよい機会です。
ベテランになっても患者の訴える痛みを理解することが難しいときがあります。「患者が痛いと言うから」という理由だけで原因不明のまま歯を抜くことのないよう、しっかりとお話をうかがいたいと考えています。
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