■ 活動内容

臨床歯科を語る会は歯科臨床の研鑽を目的として1981年に発足しました。
現在の会員は全国各地のスタディー・グループのメンバーを中心に約300名になります。
毎年7月初旬に一堂に会し、歯科臨床全般についてディスカッションするという活動を20年以上継続してきました。
会合の事後抄録の発刊やHPの運営などにも努めています。

■ 臨床歯科を語る会の特徴

  1. 臨床学会の形式で、会員相互のケースプレゼンテーションが主体です。
  2. 会には全体会、分科会、テーブルクリニック,ポスターなどがあります。
  3. 全員参加の懇親会や同一会場に宿泊することなどで、若い臨床家が著名な先輩達と語り合うことを大切にしています。

■ 臨床歯科を語る会のあゆみ

■ 2025年 第44回 臨床歯科を語る会のご案内


 蛇年は「変化」の年と言われます。2025年、臨床歯科を語る会もまた、新たな変化の年を迎えます。
 昨年、臨床歯科を語る会の創設者である金子一芳先生がご逝去されました。
先生の歯科界への多大な貢献と、本会への尽力に改めて敬意を表するとともに、心よりご冥福をお 祈り申し上げます。
 金子先生亡きこれからの臨床歯科を語る会は、これまで築かれてきた伝統を大切にしながらも、 時代の変化に柔軟に対応していく必要があると考えます。
その中でも特に深刻な変化が、「若手歯科医師のスタディグループ離れ」です。
情報がスマホで簡単に手に入る昨今、自らの学びのためにスタディグループへ参加し、努力を重ね て成長しようとする若手は減少しています。
 スマホで手に入る情報は”インプット”に過ぎません。その情報を血肉とするには”アウトプット” が不可欠であることは、昔も今も変わらないはずです。
そんな今だからこそ、若手歯科医師には臨床歯科を語る会のモットーである”語る”つまりアウト プットが本当に必要なのではないかと考えます。
 ”虎の穴”のような厳しい雰囲気では若手が参加しづらいかもしれませんが、若手の先生が楽しく 学び、積極的にアウトプット出来る場を作ることが、これからの臨床歯科を語る会には求められて いると感じています。
 くしくも変化の年である本年、長きに渡ってお世話になった「クロスウエーブ府中」から、新た な会場「リンクフォレスト」(多摩センター)へと移ります。
伝統ある本会にふさわしい、素晴らしい会場での開催となります。
 これからの歯科界を担う若手歯科医師の皆様に、ぜひ参加していただきたいと思います。
もちろん、これまでの臨床歯科を語る会の伝統は守りつつ、ベテラン・中堅の先生方にも、年に一 度のこの祭典を存分に楽しんでいただければと思っております。少し形態は変わりますが、みなさ まが楽しみにされている”地酒の部屋”も存続できそうです。コロナを経てオンライン慣れされた方 もいらっしゃると思いますが、臨床歯科を語る会の醍醐味は、やはり現地での対話や交流にありま す。
 しばらく本会から足が遠のいていた方も、ぜひ久しぶりにご参加いただき、共に語り、楽しんで いただければと思います。
 不易流行をモットーにした ベテランから若手まで楽しめる企画を今年も練りに練りました。
語る会実行委員長 斎田寛之(火曜会)
  • 開催日:2025年7月4日(金)~7月6日(日)
  • 会場:リンクフォレスト     アクセス案内
  • 全体会企画
    • アブフラクション“仮説”の現在地~熱狂の20世紀、検証の21世紀~
    • ”エンド難症例への対応 ~専門医・GP それぞれの見極め~
  • 分科会
    1. 咬合崩壊症例の治療ステップ ~治療用義歯をどう活用するか~
    2. 今あらためて 自家歯牙移植を考える
    3. 成長期の上顎前突に対する早期矯正治療
  • ポスター発表
  • 会員発表(旧 新人発表)
  • 若手症例相談部屋
  • 夜の企画
    1. 谷口ペリオ道場
    2. 私のオススメ あれこれ~ 地酒の部屋
  •  
  • プログラム(タイムテーブル)
  • 語る会概要

  • 臨床歯科を語る会実行委員会
    • 実行委員長:斎田寛之(火曜会)
    • 実行委員:小野 仁資(しんせん組) 片山 建一(KDM) 鎌田 征之(火曜会)
           三箇 満(NDの会)    長野 泰弘(救歯会) 南川 剛寛(KDM)
           渡邉 拓朗(包歯研)
      新任 苅谷 憲明(救歯会) 高野 遼平(無門塾) 中山 伊知郎(富山劔の会)

■ 臨床歯科を語る会 アーカイブ

 スタディグループの活動報告

各地のスタディーグループがどのような活動をしているか皆さん興味のあるところだと思います。
現在運営局では各スタディーグループの活動報告を集めています。
担当者は運営局までご報告をお願いします。
以下は現在までに届いている各グループの2018年活動報告です。

過去のスタディーグループの活動報告